TAK Circulator

ゲノム情報を駆使する

当社の強みは次世代シークエンサーを駆使し、解析するための確固たる技術を有していることです。次世代シークエンサー技術は、より安価に、大量の塩基配列情報を一度に得ることができ、ここ50年ほどの分子生物学の歴史のなかで最も革新的な発明です。しかしながらこの技術を活かすためには膨大なデータを安価に効率よく得ることに加え、短時間で処理できるという計算処理技術にも長けている必要があります。当社は次世代シークエンス技術と自社開発の細菌叢回収シール(MySkin®)の2つの強みを活かし、人に共存する細菌叢(マイクロバイオーム)および細菌ゲノムの解析と情報提供、血中遊離DNA解読による卵巣癌診断を主たる事業として展開しています。

MySkin®事業

MySkin®事業は当社独自の肌のマイクロバイオーム受託解析事業です。私たちは、誕生に伴い多くの微生物が身体に共生します。微生物群は母親(母乳)から、食事から、住む環境から由来し、身体のあらゆる部分に住みつき微生物叢を形成します。HMはこのヒトに生存する微生物全体を意味します。HMは年齢、性別、民族、人種、環境により独特の微生物叢を形成します。同じヒトでも、身体の肌の各部分、鼻腔、腸内、口腔で微生物叢は異なります。健康な肌には、健康な微生物叢が存在します。
TAK-Circulatorの"MySkin®"は、手軽な方法で個人の肌から細菌叢を回収できます。我々はこの細菌叢を解析することで季節や地域、年齢などによって常に変動する肌の微生物の状態をより正確に把握し、そのデータを、今までに無い、個人に適合した製品開発に役立てていただきたいと考えています。既に我社では日本人女性1200人(あらゆる年齢層、北海道から鹿児島までの全都道府県を含む)より顔の皮膚の細菌層を回収し、解析を終了し、その結果をもとにMySkinDBというデータベースを構築しました。当社の解析により、今までに日本人女性の顔の細菌叢は幾つかのタイプに分類できること、それぞれのタイプは肌質、生活スタイル、食習慣、化粧品と高い相関があることが判明してまいりました。これらのデータや、今後さまざまな企業とのマイクロバイオーム解析受託、細菌ゲノム受託解析を通じて、当社のノウハウを社会に還元してまいりたいと考えています。

血中遊離DNAによる卵巣癌診断

血液中には細胞から遊離した極微量のDNAが循環しています。がんの増殖期や転移時にはがん由来DNA量が増加します。この血中遊離DNAは、がんなどの疾患特異的遺伝情報を含んでいます。私たちは次世代シークエンサーでこれらのDNAを解析し、新しい血中遊離DNAによる卵巣癌診断法を開発しています。

健常者 癌患者